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床材などの内装材の値上げが止まらない!原因と対応策を解説!

床材や壁紙などの内装材の値上げの波が押し寄せており、建築・インテリア業界に大きな影響をもたらしています。新装やリフォーム、原状回復などにコスト増が懸念される中、どのような対応をすべきでしょうか。その原因と対応策を解説します。

止まらない内装材値上げの現状

世界的に床材などの内装材の値上げが続いています。現在、その値上げが収まる見通しはたっておらず、いつまでこの状況が続くのかという点に関して大きな懸念があります。

日本国内でも、内装材を手がけるインテリア商社などが、床材や壁紙などのほぼすべての商品価格を値上げするといった動きがみられています。

原材料、人件費、物流費など、値上げの波が止まらず、各メーカーはバリューチェーン全体を通して対応に追われている状況です。

内装材の値上げの原因は?

大手商社のみならず、内装材メーカーや塗料メーカーにおいても値上げを次々と発表しています。

主な原因としては、次のことが考えられます。

・原油・ナフサなどの原料価格の高騰
・物流コストの上昇
・素材価格の上昇

原油の高騰が続いている主な原因は、コロナ禍によって落ち込んだ需要が世界的に回復傾向にある中で、供給側の産油国に増産余力がないため、供給が間に合わないこと、さらに戦争が与える影響や、円安も高騰を加速させている一因となっています。また、石油化学製品の基礎原料となる「ナフサ(粗製ガソリン)」 についても同様の背景から価格の高騰が続いています。

加えて、物流コストも近年上昇しています。最も値上げが大きいとされるのが輸送費です。輸送費の値上げの背景には、ガソリン価格の高騰や運送会社を担うドライバーの人材不足が深刻化していることが挙げられます。ドライバーの待遇改善と人員確保のために、雇用条件などの見直しが必要となり、人件費にコストをかけるケースも多く、その分、輸送費を値上げする運送会社が出てきています。

さらに原料やエネルギーコストなどあらゆる価格上昇を背景に、内装材や塗料の素材となる塩ビ樹脂、ナイロン、溶剤、硬化剤等の素材価格も上昇していることも、内装材の価格高騰の一因と考えられます。

内装資材値上げへ対応する方法

建築・インテリア業界において、床材などの内装資材の値上げは経営に直結する問題です。また個人や企業が住宅やオフィスの新築やリフォームを行う際にも、内装材の値上げは建築コストの増加に繋がります。

そのような中対応策としては、一般的によく原材料の仕入れ額を安く抑える方法が取られています。

近年注目されている方法として「廃番品」を利用する方法があります。廃番品とは、製造が中止された製品で、いわゆるカタログ落ちしたものです。廃番となる主な理由として、新製品との入れ替え、販売数減少、原材料の調達困難、資材価格の高騰などが挙げられます。床材などの内装材について廃番品を選択することで、品質を下げずにリーズナブルな価格で調達・購入ができます。

廃番品を選択するメリット

廃番品として販売されている床材等の内装材を仕入れることには、主に次の2点のメリットがあります。

●新品高品質かつリーズナブルな価格で調達できる
廃番品といっても正規のメーカー品保証の付く商品もあり、最新の商品に劣らない品質や機能を有し、なおかつ新品でありながら、廃番品ならではのリーズナブルな価格で調達できるという点は一番のメリットです。値上げの中にあっても、廃番品であれば買い求めやすくなります。

●SDGsの達成やカーボンニュートラル社会の実現に貢献
廃番品を積極的に選択することで、廃棄物を減らし、資源を活かすため、循環型の社会システムづくりに寄与することができます。
SDGsの達成やCO2の削減など環境や社会への配慮については、多くの企業で経営課題となっており、実際にそうした課題への取組みが起点となり廃番品を選択した企業事例もあります。例えばある企業は、オフィス空間のリニューアルにあたり、SDGsの観点から廃番品のカーペットを積極的に使用することで、コストを抑えながら環境負荷低減に取り組む姿勢をアピールしています。

このように廃番品の選択は、コスト効率化と社会貢献へ同時に対応できる、今の時代に即した対応策と言えます。

丹青社が運営するECサイト「4earth」は、インテリア資材・建材、照明器具、家具等の有効活用を目指す廃番品専門サイトです。床材等、内装材の価格高騰の対応策として、またSDGs達成への貢献として、ぜひ4earthの活用をご検討ください。

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